【佐賀】いまりできまり!伊万里市が福岡でPRイベント

 福岡都市圏での誘客活動に、佐賀県伊万里市が本格的に取り組んでいる。1月中旬に福岡市中央区の六本松蔦屋書店で行ったPRイベント「伊万里フェア いまりできまり」には2日間で約4000人が来場し、市も「予想外のにぎわいだった」と驚くほどの反応だったという。好評を受けて、市はこのPRイベントを同じ場所で3月8、9日にも開催し、関心を根付かせる考えだ。


六本松蔦屋書店で1月に行われた伊万里市のフェア(伊万里市提供)

3月8、9日に六本松蔦屋書店で

 市シティプロモーション推進課によると、1月のイベントは18、19日に実施。六本松蔦屋書店での開催は初めてだった。これまでは天神地下街やデパートの一角など往来の多い場所で行っていたが、1月のイベントではメインターゲットを「30歳代女性」に絞って展開した。

 書店の入る建物は九州大学六本松キャンパス跡にあり、大規模なマンションが並ぶ高級住宅街。子育て世代も多く、福岡の勢いが実感できる一帯でもある。同課によると、一番人気は「小嶋や」の「謹製どら焼き」で、2日間で約14万円を売り上げたという。また、ドローンを使った生産管理などで知られる農業会社「フェルマ木須」のもち麦は、試食後すぐに購入する人がほとんどで、「生産者のこだわりが直接消費に結びつくのに驚いた」と同課は振り返る。

 再度のヒットを狙う8日は午前11時~午後7時、9日は午前10時~午後6時に開催。約100平方メートルのスペースで、謹製どら焼きをはじめとする菓子や日本酒、特産品が販売される。来場者アンケートに応じた人の中から抽選で1万5000円相当の特産品が当たるほか、市を代表する工芸品「鍋島焼」の絵付け体験なども行われる。

 入場無料で、両日とも先着50人の来場者に「伊万里レザー鷹工房」の牛革ブックマークをプレゼントする。問い合わせは伊万里市シティプロモーション推進課(0955-20-9031)へ。


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