【佐賀】上峰町のイオン跡に道の駅「かみみね」オープン

 佐賀県上峰町の国道34号沿いに4月6日、道の駅「かみみね」がオープンした。イオン上峰店跡地一帯を再開発する中心市街地活性化事業で整備される第1号の大型施設で、交流拠点づくりの中核施設としての役割が期待されている。


らせん状の構造が特徴の道の駅「かみみね」


 施設は町や民間事業者が出資する合同会社「つばきまちづくりプロジェクト」が整備した。同社によると、敷地面積は1万5500平方メートルで、施設はらせん状の構造が特徴の2階建て。1階に農産品直売所をはじめ、フルーツパーラーなどの飲食テナントが入る。2階には、医療的ケア児を受け入れられる認定こども園が開園した。また、149台分の駐車場や24時間利用できるトイレなどがある。


施設の1階にオープンした農産品直売所


 道の駅ができるのは県内で11か所目。初日は施設で開駅式があり、関係者らがテープカットをして開業を祝った。午前11時にオープンすると、行列を作った人らが施設に入り、さっそく野菜などを買い求めていた。


テープカットをして開業を祝う関係者ら


 各地で道の駅の開設に携わった経験がある山﨑宏幸駅長(68)は「ここを拠点に町の新たな特産品などを作り、新しい風を吹かせたい」と話していた。


 中心市街地活性化事業ではこのほか、定住促進住宅や文教施設、体育館の整備が予定されている。


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