【鹿児島】ユナイテッド愛あふれる交流施設が喜入駅に!
鹿児島ユナイテッドFCの運営会社とスポンサーで、システム開発などを手がける「エヌ・ケイ・カスタマイズ」(鹿児島市)は4月14日、鹿児島市のJR指宿枕崎線喜入駅内に、「喜び入る駅コミュニティスペース(愛称・ゆなべーす喜入)」をオープンした。施設ではコーヒーやユナイテッドのグッズを販売するなどし、無人駅を地域の交流の場に再生した。
無人駅のにぎわい創出!
喜入駅はユナイテッドの専用練習場「ユニータ」の最寄り駅で、2020年5月に無人駅となった。市が交流拠点として活用する事業者を公募し、両社でつくる共同企業体が運営を受託した。
JR喜入駅の旧事務室(約26平方メートル)を改装した施設では、飲み物やパンなどの日替わりの軽食を提供する。注文した品を待つ際には、選手の背番号と似顔絵入りの番号札を渡し、ファンが楽しめるようにした。
また、タオルやユニホームなどのクラブグッズも販売する。カウンターの4席にはコンセントを設け、今後、駅構内でも使えるWi―Fi(ワイファイ)を設置して、駅利用者の利便性向上につなげる。
JR九州としても、無人駅を交流拠点として活用してもらうことで、鉄道利用者の増加につながると期待する。
14日は、オープンを祝おうと朝から選手やサポーター、近くの住民らが訪れた。ユナイテッドの湯脇健一郎代表は「交通の手段だけでなく、地域住民や練習を見に来た方々に楽しんでもらえる場所になってほしい」と語った。
営業時間は当面、平日午前10時~午後5時で不定休。駐車場は5台分設けた。問い合わせはゆなべーす喜入(099-296-9285)へ。