【山口】4月29日に「錦帯橋まつり」 行列7年ぶり実現へ

 山口県岩国市の国名勝・錦帯橋一帯で4月29日、恒例の「錦帯橋まつり」が行われる。見所の奴(やっこ)道中や大名行列は、新型コロナウイルス禍による祭り自体の開催中止や天候不良で、2018年を最後に見送りが続いており、今回実施されれば7年ぶりの行列実現となる。


2018年の錦帯橋まつりで橋を渡る奴道中


 当日は、着物姿で先導する奴道中に続き、江戸時代の参勤交代を再現した大名行列が午後2時頃から錦帯橋を渡り始める。岩国城主には福田良彦市長がふんする。鳥取市との姉妹都市提携30周年を記念し、鳥取城主役を深沢義彦・同市長が担う。奥方役はミス岩国の2人で、米軍岩国基地の軍人も参加する。


 錦帯橋そばの錦川河川敷では、岩国藩鉄砲隊保存会と松江市の鉄砲隊が午後1時からと同2時半から演武を披露する。岩国太鼓の演奏もある。近くの吉香公園には錦帯橋の世界文化遺産登録を推進するためのブースが設けられる。

 祭りは城下町の風情が残る錦帯橋一帯の活性化を図ろうと、岩国市や市観光協会などでつくる実行委員会が主催し、今回で47回目。小雨決行。問い合わせは実行委(0827-41-2037)へ。


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