【山口】「重源の郷」営業再開にぎわう 山口市で式典
改修工事のため2023年4月から閉園していた山口市徳地深谷の体験交流公園「重源の郷(ちょうげんさと)」が4月24日、営業を再開した。初日から多くの地元住民らが駆けつけ、整備された山道やふき替えられた茅葺(かやぶ)きの古民家などを見て楽しんでいた。
「愛される施設に」
公園は、平安時代末期に焼失した奈良の東大寺を再建するため、徳地地域を訪れて木材を調達したとされる僧・重源の功績や、地域の魅力を発信することを目的に1998年にオープン。施設の老朽化が進んだことなどから工事していた。
この日の式典で、伊藤和貴市長は「生まれ変わったこの施設は山口市の魅力を高める重要な観光資源。地域から愛される施設にしていきたい」と語った。
園内では、小さな白い花を付けるユキノシタやピンク系の花が映えるシャクナゲが、5月の大型連休に見頃を迎えるという。