【山口】18万株が楽しめる フラワーガーデンが開園!
山口県が山口市阿知須の山口きらら博記念公園に整備を進めていた中国地方最大級のフラワーガーデンが4月25日、オープンした。県によると、面積は2.5ヘクタールで、11品目、18万株の色とりどりの花を楽しめる。初日から多くの地元住民らが訪れてにぎわった。入場は無料。
山口きらら博記念公園に整備
フラワーガーデンは同公園の中央駐車場とやまぐち富士商ドームの間にある。ドーム前の1.6ヘクタールは、2018年9~11月に開かれ、全国から136万人が来場した「全国都市緑化やまぐちフェア 山口ゆめ花博」の会場に当たる。今回0.9ヘクタール拡大し、花を当時の12万株から6万株増やした。
県は、県民の交流や県外からの誘客を目的に2024年から公園の再整備を進めている。フラワーガーデンは再整備の第1弾で、工事費は24年度の予算に3億9000万円を計上。2025年度の花苗の植え替えや肥料代などの費用は6500万円で、26年度以降は年1億3000万円を見込む。
園内ではオレンジ色のマリーゴールドや紫色のアゲラタム、鮮やかな赤色などが特徴のペチュニアといった人気の高いものを栽培。6月には県オリジナルのユリ「プチシリーズ」も見頃を迎えるという。花の植え替えは年2回で春と秋頃を予定している。
オープニングセレモニーには村岡嗣政知事や県議ら約80人が出席した。テープカットやくす玉割りの後、市民らは園内の散策に向かった。
公園の再整備を巡っては、24年3月に県が「山口きらら博記念公園みらいビジョン」を策定。フラワーガーデンのほか、6月頃に大型複合遊具を設置し、サイクリングロードや親水広場も25年度中に整備するという。