【熊本】肥後銀行がカフェ併設の新業態店　熊本駅ビルに

　肥後銀行は8月26日、熊本市のJR熊本駅ビルに入る商業施設「アミュプラザくまもと」の6階に、有料の共用スペースが入る新業態店「ひごのみらいば」を開業すると発表し、内覧会を開いた。ライバルのインターネット銀行などが台頭する中、若者との接点を増やす狙いだ。

8月29日開業　若者との接点拡大へ

肥後銀行がアミュプラザくまもとに開く新業態店

　29日に開業し、時間制で学習や仕事、休憩などに利用できる。カフェも併設した。子連れでも利用できるよう、絵本やおもちゃのコーナーも設けた。金融の機能は現金自動預け払い機(ATM)1台のみだが、行員が常駐し、ローンなどの相談に応じる。金融に関するセミナーなども開く。

　来場者へのアンケートなどを通じて若者世代の需要の把握にも活用する。前出洋取締役常務執行役員は「少子高齢化が進む中、若者世代との接点拡大は急務。将来の顧客基盤強化につなげたい」と話した。