水辺からにぎわいを 飯塚地区「かわまちづくり」スタート
水辺を生かして地域のにぎわいをつくる国土交通省の「かわまちづくり」支援制度に、福岡県の飯塚地区(遠賀川、穂波川)の計画が登録され、9月3日に飯塚市役所でキックオフセレモニーがあった。
2009年度に創設された制度で、認定を受ければ河川や河川敷を整備する際、ハード、ソフト両面の支援を受けられる。8月1日には飯塚地区を含めて新たに17か所が登録された。
対象となったのは、同市中心部にあり、遠賀川と穂波川が合流する地点から上流800メートルの範囲。官民で組織する「飯塚憩いの会かわまちづくり協議会」が作成した計画では、「イベント開催などの地域活性化の拠点」「日常的に運動、散策する憩いの場」「キャンプやバーベキューなどのレジャー空間」など五つのゾーンに分類。今後、同協議会と国、市が協力して整備を進める。
キックオフセレモニーでは、同省遠賀川河川事務所の今井勝一事務所長が武井政一市長に計画登録証を手渡した。今井事務所長は「飯塚市には中心部に大きな河川空間があり、ここを使って様々なことができる。産学官プラス地域住民が一緒になって進める検討を大事にし、かわまちづくりを行いたい」と述べた。
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