「鳥貴族」九州1号店が10月3日オープン 博多駅近くに

様々なメニューを350円の均一価格で提供

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  • 全品が350円均一
  • 人気のメニューは?
  • 福岡出店「夢のよう」

 「全品350円」の均一価格で人気の焼き鳥店「鳥貴族」の九州1号店・博多筑紫口店が10月3日、福岡市のJR博多駅近くにオープンします。大阪、東京、名古屋を中心に600店超を展開していますが、福岡をはじめ九州でも店舗網を広げていく考えです。

全品が350円均一

 鳥貴族は、生ビール1杯も、具の大きな串2本が載った1皿もすべて350円(税込み)という均一価格が売りの焼き鳥店チェーンです。


博多駅近くのビル地下に入居する博多筑紫口店

 1985年に大阪府で1号店をオープン。2005年に東京へ進出し、これまで関西、関東、東海の3大都市圏に集中して店を増やしてきました。

 最も西に位置するのは兵庫県内の店舗でしたが、エリア拡大を目指して福岡に直営店を開設することに。今回の出店により、店舗網は16都府県・620店となります。


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人気のメニューは?

 木材を主に用いた店内は落ち着いた雰囲気です。テーブル席を多く配置し、若者や女性が利用しやすくなっています。


木材を使い、テーブル席を多く配置した店内

 鶏肉や野菜といった食材はすべて国産。名物の焼き鳥「貴族焼」は、「もも」も「むね」も1本約90グラムのボリュームです。品質と均一価格の両立により、コストパフォーマンスの良さもアピールしています。


「もも貴族焼 たれ」(左)と「むね貴族焼 スパイス」(提供:鳥貴族)

 一品料理では「ふんわり山芋の鉄板焼」、締めのご飯物では「とり釜飯」の注文が多いそうです。


「ふんわり山芋の鉄板焼」(左)と「とり釜飯」(提供:鳥貴族)

 福岡市のデータによると、同市は人口10万人あたりの焼き鳥店の数が32.3軒と、東京23区を含む国内主要都市で最多。鳥貴族を創業した大倉忠司会長(62)は「激戦区だから、と特に意識はしていない。これまでも様々な地域性の中で受け入れられてきた。勝算は100%」と自信を見せます。


店舗で串うちするのも鳥貴族のこだわり(提供:鳥貴族)

福岡出店「夢のよう」

 一方で、福岡出店について大倉会長は「夢のよう」とも語ります。業界に飛び込んだばかりの約40年前、勤めていた焼き鳥店の社長と「勉強」(視察)に訪れた思い出の地。早期にチェーン展開していた「戦国焼鳥家康」などに刺激を受けたそうです。

 その後も足を運んでは、屋台やギョーザ、水炊きなど地元の味を楽しんできたといいます。「人情に厚く、出身地の大阪と同じくらい好きな土地」と笑顔を見せます。


大倉会長(右)と江野澤社長

 2019年にも福岡への出店を計画しましたが、コロナ禍で見送った経緯があります。今回はすでに2号店、3号店の開発を進め、歩みを止めない構えです。

 1号店は「地域に愛されるように」と、福岡出身者を店舗のマネージャーに起用し、1年目は月商950万円が目標です。江野澤暢男社長は「九州は酒を飲む文化が根付き、魅力的な土地柄。今後3~5年で、福岡を中心に10店以上を展開したい」と話します。

 全国では今後10年以内に店舗網を1000店に拡大する方針で、ゆくゆくは全都道府県に出店したいと考えているそうです。


営業中を示す「うぬぼれ中」の看板は、大倉会長の直筆



店舗名 鳥貴族 博多筑紫口店
所在地 福岡市博多区博多駅東2-1-24 ギャラリーハカタ 地下1階
営業時間  17:00~23:00
座席数 カウンター:6席
テーブル:68席
電話 092-409-2969
公式サイト 鳥貴族 博多筑紫口店



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