筥崎宮の限定「クリア御朱印」が話題 アジサイやユリをデザイン
記事 INDEX
- SNSに喜びの声
- 「あじさい苑」へ
- ユリの花も見頃
福岡市東区の筥崎宮が授与する“クリア御朱印”が注目を集めています。6月30日までの期間限定。プラスチック製の透明なシートに、見頃を迎えたアジサイやユリの花が描かれており、境内に咲く花々や空を背景に写真を撮って楽しむ人もいます。同宮の広報担当・片山椋介さんは「こんなに人気が出るとは驚きです」と話しています。
SNSに喜びの声
「アジサイとユリが美しい彩り」「青空にかざしてみました」「めっちゃかわいい」――。インスタグラムなどのSNS上では、限定御朱印を手にした人の喜びのコメントなどがあがっています。
クリア御朱印は筥崎宮で初の試みです。敷地内で見頃のアジサイやユリを多くの人に知ってもらおうと企画しました。大きさは縦約15センチ、横約10センチ。透明なので背景の色合いによって、描かれたアジサイとユリの濃淡が異なって見えます。
6月1日から頒布を始めたところ、予想を超える反響に。週末には限定御朱印を求めて多くの人が訪れ、同宮では追加発注で対応しているそうです。
御朱印帳に記帳するのではなく、シートに日付を記入して手渡してくれます。初穂料1000円で、境内の「あじさい苑」か、ユリが見頃の「神苑(しんえん)花庭園」のどちらかを楽しめる入園券がセットになっています。
「あじさい苑」へ
さっそく社務所で初穂料を納め、クリア御朱印を手にあじさい苑を散策しました。
あじさい苑では、約5400平方メートルの敷地に、ピンクや青、白色などのアジサイ約100品種、3500株が植えられています。カップルや家族連れ、高齢の夫婦らが花を観賞したり、写真を撮ったりして楽しんでいました。
アジサイの見頃は続き、開園は6月30日まで。午前9時30分~午後5時で、入園料300円です。
ユリの花も見頃
福岡市地下鉄・箱崎宮前駅そばの神苑花庭園は、四季折々の花が咲く回遊式の日本庭園。京都から取り寄せたという松やコケ、石を組み合わせた枯山水も楽しめます。
この時期は黄色やピンクのユリが来園者を迎えます。園内ではオリエンタルユリやスカシユリなど約20品種、5000本が見頃を迎え、甘い香りを放っています。ユリが楽しめるのも6月末頃まで。開園は午前9時30分~午後5時で、入園料200円です。