福岡市の旬の野菜でピエトロが特別メニュー 12月2日から

期間限定で登場する「博多ブロッコリー」と「箱崎小町」を使ったパスタ(提供:ピエトロ)

記事 INDEX

  • 福岡市の消費拡大策で
  • ブロッコリーが初登場
  • 生産者も「味わって!」

 福岡市で育てられた野菜のおいしさをもっと知ってもらおうと、ピエトロ(福岡市)は12月2日から、天神の本店(セントラーレ)など市内の5店舗で、福岡市産のブロッコリーと青ネギを使った3品を提供します。22日までの期間限定。広報担当者は「地元野菜のおいしさに改めて気づくきっかけになれば、うれしいです」と話しています。

福岡市の消費拡大策で

 福岡市が進める農業振興策の一環。市によると、2023年度は、市が事業者に「農産物の魅力を探りたい」と呼びかけ、ピエトロを含む2事業者が「博多しゅんぎく」などの地場野菜を使ったメニューをそれぞれ期間限定で売り出しました。


福岡市が実施したアグリビジネスツアーの様子(提供:福岡市)

 今年度は、市が事業者に対し、「実際に畑を訪ねて生産者の思いも聞いたうえで、メニューを開発してほしい」と提案。「アグリビジネスツアー」と銘打って、事業者が生産現場を訪問する企画を10~11月に4回実施しました。


ツアーに参加したピエトロの社員ら(提供:福岡市)

 計7社・団体が参加し、メニュー開発担当者らが春菊やキャベツなど計9品目の生産地に足を運びました。このうち事前に構想を温めていたというピエトロがいち早く、「博多ブロッコリー」を使う新メニューの提供を決めました。


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ブロッコリーが初登場

 ピエトロが12月2日から期間限定で販売するのは、博多ブロッコリーを用いた新商品と、青ネギ「箱崎小町」を使った2品の、計3品です。

「博多ブロッコリーと海老のアンチョビクリーム」


博多ブロッコリーと海老のアンチョビクリーム(提供:ピエトロ)

 茎までおいしいという博多ブロッコリーの特長に着目し、茎も具材に生かしたこだわりの一皿。小さなつぼみが集まったふさふさの部分「花蕾(からい)」を含めてソースにも用い、ブロッコリーのうまみがアンチョビと調和しています。店内利用でレギュラーが税込み1408円、スモールは990円。

箱崎小町と紅ずわい蟹(がに)のペペロンチーノ


箱崎小町と紅ずわい蟹のペペロンチーノ(提供:ピエトロ)

 今年2月に期間限定で発売したところ好評で、再登場が決まりました。香りや食感がよく、辛味が少ない箱崎小町をたっぷりと使います。ベニズワイガニの甘みと相まって、「ペロリと食べられる優しい味わい」(広報担当者)です。レギュラー1408円、スモール990円。

ねぎとひき肉


ねぎとひき肉(提供:ピエトロ)

 この期間だけ、名物ピザに箱崎小町を使用。甘辛い自家製ひき肉とネギに、オイスターソースと一味唐辛子がアクセントを加えた「クセになる味」です。1408円。

生産者も「味わって!」

 主な生産地は、博多ブロッコリーが福岡市内では早良、西、博多の3区、箱崎小町が東区・箱崎地区です。市によると、ピエトロでの採用に、各農家は「これを機に、たくさんの方々においしさを知ってほしい」と期待を寄せているとのことです。


博多ブロッコリー(左)と箱崎小町をPRする生産者(提供:福岡市、ピエトロ)

 ブロッコリー畑を訪ねたというピエトロの開発担当者は「福岡生まれの企業として、地元の新鮮な野菜を使えてとてもうれしい」とコメントしています。

 提供する店舗は本店のほか、ソラリア店キャナルシティ店長尾店次郎丸店です。ピエトロのホームページでも案内しています。

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