バス好きを応援する通販サイト 「みんなの推しバス!」が登場
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西日本鉄道グループの広告会社・西鉄エージェンシー(福岡市)が、バス好きを応援する通販サイト「みんなの推しバス!」を開設した。各地のバス事業者と協力し、12月下旬から「推しバス」を選んで命名したり、車体にラッピングしたりするプランを販売する。2026年には降車ボタンなどバスの部品や関連グッズの販売も検討している。
第1弾は西鉄バス北九州
第1弾は西鉄バス北九州(北九州市)で、同社の路線バス約450台のうち約50台が推しバスの対象になる。プランを購入すれば、購入者の名前か「○○号」といった名称を記したマグネットシート(縦5センチ、横20センチ)を運転席付近に掲出できる。契約期間は6か月で、終了後にはシートとともに期間中の走行距離などを記録した「推しバス走行報告書」がもらえる。販売価格は5万9400円(税込み)。
車体をラッピングしたり、車内に命名プランと同様の内容を記した大型マグネットシート(縦10センチ、横40センチ)を掲出したりできるプランもある。契約期間は6か月か1年で、価格は調整中としている。
役目を終えた備品も販売
このほか、26年1月以降には、廃車となったバスの降車ボタンやつり革、過去に使ったバス停の標板などの販売を始める。バスの新規車両導入時に納車に立ち会える体験プランなども提供する予定だ。
西鉄エージェンシーは、バス業界が全国的に厳しい経営環境にあることから推しバスを企画した。協業先は西鉄グループだけでなく、各地のバス事業者に広げていくという。同社コンテンツ本部の岡直養(なおかい)本部長は「全国に展開し、バス業界を活性化したい」と話す。
西鉄バス北九州では11月26日、メディア向けの説明会が開かれ、販売予定の標板などが並べられた。同社営業担当の小川裕之課長は「バスを身近に感じてもらい、運転士の確保にも関心を持ってほしい」と期待した。







