身長3メートル超の巨体が躍動 海の中道海浜公園に現れた「風の人」が話題
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海の中道海浜公園(福岡市東区)に、ユニークなアート作品が登場しました。風の中を走るランナーのような造形で、作品のタイトルは『風の人』。園内を彩っていた植物・コキアの枝で制作しました。3月14日(日)頃まで展示する予定です。
園内のコキアでアート
コキアはヒユ科の一年草。ふんわりとした丸い形が特徴で、夏は緑、秋には真っ赤に染まります。枝を束ねてほうきに使われ、「ホウキグサ」とも呼ばれます。
公園内の「花の丘」では毎年、春はネモフィラ、夏から秋にはコキアを楽しめるように、植え替えを行っています。2020年は約2万株のコキアを植えたそうです。
吹き抜ける風をヒントに
植え替える植物をそのまま処分するだけではもったいないと、公園側がアートとして活用することを思いついたそうです。園内で開催するイベントなどで親交があったアーティスト・徳永昭夫さんに相談し、今回の企画が実現しました。
コンセプトは『風を視る、風に成る、風と共にある』。園内を吹く風をヒントに、どこまでも駆けていけそうな解放感をイメージし、「新型コロナウイルスに負けないよう、風とともに自由に、力強く生き抜くために前に進もう!」とのメッセージも込められているそうです。
躍動感がとにかくすごい
作品は、高さ3.2メートル、幅1.2メートル。木材で骨組みを作り、約200株のコキアで覆っています。力強い筋肉の動きを再現しているほか、コキアの枝も正面から風を受けている方向に流れています。
360度どこから見ても躍動感があふれています。公園の担当者は「実際に作品を見て、パワーを感じてほしい」と話しています。
施設名 | 海の中道海浜公園 |
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所在地 | 福岡市東区西戸崎18-25 |
開園時間 | 9:30~17:00(11月1日~2月末) 9:30~17:30(3月1日~10月末) |
入園料 | 大人:450円/65歳以上:210円/中学生以下:無料 |
公式サイト | 海の中道海浜公園 |