1枚を大切に撮る醍醐味 博多阪急でクラシックカメラ博

 希少なカメラを展示・販売する「クラシックカメラ博in博多―憧れの銘機からデジタルカメラまで―」が、博多阪急(福岡市博多区)で1月26日(火)まで開かれています。新旧約2000点が並び、愛好家はもちろん初心者も楽しめる内容です。企画したカメラ販売店の社長に開催経緯などを聞きました。


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九州でもカメラのイベントを

 仕掛け人は、川端通商店街の近くにある「カメラのゴゴー商会」の後郷寿雄社長。創業70年以上の老舗で、後郷さんはその2代目です。店内にはライカやコンタックスなど国内外の機種が並び、海外から訪れる客もいるそうです。

 カメラ博は、2020年1月に続いて2回目の開催です。きっかけは「九州でもカメラ愛好家が集まるイベントをしたい」という後郷さんの思いでした。「東京や名古屋では定期的に開催され、規模も大きいです。『九州にも愛好家はいるぞ!』とアピールしたかった」と振り返ります。


「カメラのゴゴー商会」の後郷社長

 後郷さんの呼びかけで、今回は大阪市や名古屋市、神戸市などからカメラ販売8業者が出店。それぞれが持ち寄った銘機を手にとって確かめることもできます。


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新しい楽しみを見つけて

 前回は若い女性の来場も多く、後郷さんには予想外だったそう。「女性の間でカメラがブームと聞いてはいましたが、本当にその通りだと実感しました」と話します。

 普段はデジタルカメラを使っているという女性や、これから産まれる子どもの成長を記録したいという妊婦らも、フィルムカメラを求めてやって来たといいます。


女性の姿も目立ったという前回のカメラ博(提供:後郷さん)

 後郷さんは「デジタルカメラは撮影した写真の取捨選択がすぐに可能で思いきり連写できますが、フィルムカメラは撮れば撮った分、フィルム代がかかります。うまく撮れているかも現像するまで分からないから、1枚1枚を大切に撮ることになります」と、デジタルでは体感できない"醍醐味"を語ります。

 「コストがかかってもやりたいこと、不便でもそれを楽しむことが本当の趣味だと思います。新型コロナウイルスで日常生活を見直し始めた人も多い。そんな人たちに足を運んでもらい、新しいことを始めるきっかけになればうれしいです」


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国内外の2000点が勢ぞろい

 会場には、国内外のフィルムカメラはもちろん、デジタルカメラも並んでいます。


会場に並ぶ様々なカメラ

 日本光学(当時)が「ニコン」の名で初めて販売したという機種「Ⅰ型」は税込み275万円。安い物は数千円の手ごろな価格で手に入り、フィルムカメラを試してみたい初心者にぴったりの商品も見つかります。


200万円を超える「ニコンⅠ型」

 フィルムカメラの形は様々で、レンズが二つ上下に並んだものや、めったに見られない機種も。ライター型のカメラは、映画「ローマの休日」で登場したものと同じモデルだそうです。ピストル型もありました。


映画「ローマの休日」でも登場したライター型のカメラ

 会期中は様々な催しもあります。23日からは中古品などを格安で販売する「ジャンク市」、23、24日には幕末に使用されていたカメラで記念写真に納まる撮影会(各日先着30組、1000円)なども予定されています。

 博多阪急は新型コロナウイルスの感染防止対策をとりながら営業しています。カメラ博の会場に足を運べない人に向けて、WEBカタログで一部商品を紹介しています。


イベント名 クラシックカメラ博in博多
―憧れの銘機からデジタルカメラまで―
開催日 2021年1月21日(木)~26日(火)
開催場所 博多阪急8階催場(福岡市博多区博多駅中央街1-1)
開催時間 10:00~20:00(最終日は17:00まで)

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