天神のランチはお任せ!「新福岡ビル」に西鉄が直営食堂

西日本鉄道が新ビルにオープンする食堂のイメージ図(画像はいずれも同社提供)

 西日本鉄道は2月21日、福岡市・天神で2025年春の開業を予定している再開発ビル「新福岡ビル(仮称)」に、同社直営の食堂を開設すると発表した。市の再開発促進策「天神ビッグバン」によるオフィスビルの増加を踏まえ、一帯のビジネス客らに広く開放することで需要の取り込みを図る。

200席、ビジネス客取り込み

 西鉄グループが食堂事業を手がけるのは初めてで、新ビル5階の一部(約460平方メートル)を使い、約200席を設ける。調理は同市内でイタリア料理店を運営する企業に委託し、地元産の食材を使った定食や丼に加え、イタリア料理などを提供する。営業は土日も含め午前11時~午後8時を予定し、午後3時以降は酒類も販売する。


一帯のビジネス客らに広く開放する方針

 天神地区では大規模な再開発で今後もオフィスビルなどの完成が相次ぐ一方、飲食店は以前に比べて減るとみられる。西鉄は労働者の昼食需要の増加を見据え、「ランチメニューは1000円を切る価格帯を目指す」としている。


約200席を設ける予定

本社移転も発表

 一方、西鉄は21日、旧福岡ビルの建て替えに伴って19年に福岡市博多区に移転していた本社を、新ビルの開業にあわせて戻すと正式に発表した。9~10階の計約7000平方メートルにオフィスを構え、約700人が勤務する。


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