福岡読売写真クラブ(福岡YPC)の会員、清川健司さん(70)の作品展「翼のKISEKI 貴方(あなた)が知らなかった沖縄」が、福岡市中央区のアクロス福岡2階・メッセージホワイエで開かれている。9月1日まで。
会場では、清川さんが定年退職後の5年間、毎月のように沖縄へ通って撮影した約1万カットの中から厳選した20点を展示している。
写真展での清川さんのテーマは、夜間の飛行機撮影だ。「肉眼では見ることができないカメラの世界を表現したい」と、航空灯を点滅させて飛来する飛行機の航跡を、夜の海岸や城跡、サトウキビ畑などで、日没から深夜にかけて撮影した。
沖縄戦の激戦地での撮影が多いこともあり、三脚を立てる前には、犠牲になった人たちへ敬意を払い、一礼して撮影に臨むという清川さん。「夜空が相手なので、季節や時間、天候によって違う表情が見られるのが楽しい。一期一会ですね」と話している。
午前10時~午後6時。入場無料。