【熊本】「くまモン学」を学ぶ 尚絅大で県のPR効果など

 熊本県のPRキャラクター・くまモンを掘り下げて研究する「くまモン学」に関連し、その研究成果を共有する「くまモン学フォーラム」が、熊本市の尚絅大で開かれた。同大や県などが主催し、大学教授らがくまモンによる県のPR効果などについて発表した。


くまモン学フォーラムで記念撮影に臨むくまモンと来場者

 2月18日のフォーラムで、県立大と横浜国立大の研究者は「地域ブランドとくまモンの関係」と題して発表し、くまモンが県のブランド化に大きく影響していると説明。県産食品の消費や県への旅行の促進に効果を上げているという仮説を示した。尚絅大の学生は、「くまモンのイラストをあしらった船でイルカを見る」という天草旅行の企画を提案するなどした。

 県内外の聴衆約550人が耳を傾けた。北九州市戸畑区の介護職員(49)は「くまモンを絡めた旅行プランは魅力的。くまモンのこれからの活躍に期待しています」と話していた。

 蒲島郁夫知事は「くまモンはみんなを幸せにしている。くまモン学で不平等がない世界を作ってもらいたい」とあいさつした。


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