【山口】ゴルフ場の自販機でふるさと納税 山陽小野田市

 山口県山陽小野田市は、市内のゴルフ場にふるさと納税の寄付ができる自動販売機を置く。返礼品は寄付額の30%程度に当たるゴルフ場利用券のみとし、10月頃の稼働を予定している。市によると、県内では初めての設置で、中四国地方でも珍しい取り組みという。

返礼品は利用券

 市シティセールス課によると、寄付には、クレジットカードが必要。タッチパネルで寄付額などを決め、レシートをフロントに提示すると、その場で利用券を受け取れる。税控除に必要な書類は後日、自宅に郵送される。

 市内にはゴルフ場が6か所あり、市外から年間20万人超が利用している。市は自販機の利用件数を年間750件、寄付額を2500万円を目標に、今後、各ゴルフ場と設置を交渉する。

 同課の担当者は「ふるさと納税サイトと異なり、その場で返礼品がもらえるのが売り。財源確保だけでなく、経済の活性化や観光振興にもつながると期待している」と話した。


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