【山口】トラフグ「白子酒」新メニューに 長門の30店で
山口県長門市の飲食店などでつくる長門料飲組合が、市内で養殖されたトラフグの白子を使った新メニュー「口福(こうふく)白子酒」を開発した。焼き鳥店やスナックで注文できる手軽さが売りで、組合加盟店のうち約30店で提供している。
濃厚でクリーミー
高級食材というイメージが強いトラフグを多くの人に味わってもらおうと考案。軽くあぶって焦げ目をつけた白子(約30グラム)とヒレを一つずつ専用カップに入れ、熱かんにした日本酒180ミリ・リットルを注ぐ。1杯1500円。
天然物と同じ産卵期前の12月~翌年3月に旬を迎えるトラフグをさばいて白子を冷凍保存し、年間を通じて提供する。白子を酒で溶くだけでなく、お好みでカップから白子を取り出し、酒のあてにしながら味わうのもおいしいという。
白石裕介組合長は「白子酒は濃厚でクリーミーな独特な味わい。観光などで長門を訪れたら、ぜひ味わってほしい」とPRしている。
問い合わせは同組合事務局(090-6419-3812)へ。