【鹿児島】肥薩おれんじ鉄道 輸送人員100万人を超える

 肥薩おれんじ鉄道(本社・熊本県八代市)沿線の自治体などで構成する「鹿児島県肥薩おれんじ鉄道利用促進協議会」の総会が5月20日、鹿児島市内で開かれた。2023年度の輸送人員は前年度比4.7%増の102万1000人だったと報告された。100万人を超えるのは4年ぶりで、新型コロナ禍前の水準に回復した。

2023年度は102万人に


海沿いを走り抜ける列車


 同社によると、輸送人員の増加は、新型コロナの5類移行に伴う地域のイベントの再開や、インバウンドの増加などが要因。旅客運輸収入は同13.3%増の3億4500万円だった。

 総会では、消費増税によるものを除き、04年3月の開業以来初となる運賃の値上げを24年度中に実施予定であることを報告。沿線3市が利用促進に向けて新たな協議会を設立することも明らかにされた。

 古森美津代社長は総会後、報道陣の取材に対し、「今後も地域の足を守り、地域振興に資する取り組みを行っていく」と語った。

肥薩おれんじ鉄道の魅力はこちらで紹介↓↓↓



advertisement