【宮崎】伝統漁法でアユ料理 延岡・大瀬川に"秋"が到来

 宮崎県延岡市の大瀬川でアユの伝統漁法「鮎(あゆ)やな」が始まるのを前に9月27日、市や観光関係者らにアユ料理が振る舞われた。

 鮎やなは川の中に丸太を組んでせきを作り、産卵で川を下るアユを竹で作った「落(お)て簀(す)」に誘い込む。同市では江戸時代から300年以上続き、今季は10月20日頃の完成を予定している。


香ばしく焼き上がるアユ

 この日は鮎やな近くの施設「かわまち交流館」でアユ料理を提供する店が、炭火で焼かれた養殖アユの塩焼きなどを振る舞った。店は漁が終わる12月1日まで営業し、やな漁で捕れた天然アユも出していく。

 式典には約50人が出席。店を運営する桝元フードシステムズの高田裕之社長は「延岡の秋の風物詩である伝統文化を次世代に継承したい」と述べた。


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