【熊本】12月21日はバス・電車が無料 催しに合わせて
熊本市と周辺自治体計20市町村は、クリスマスイベントなどが開催される12月21日を「バス・電車無料の日」とする。熊本市電、熊本電鉄の全線と、エリア内を一部でも通過する路線バスが無料で利用できる。
今回から対象エリア拡大
公共交通機関の利用促進を目的に2022年度から始まった取り組みで、今回で5回目。前回までは「熊本市内を一部でも通過する路線」としていたが、今回から対象を拡大。阿蘇、山鹿、菊池、玉名、合志、宇土、宇城なども含めた20市町村(熊本連携中枢都市圏域)を一部でも通過する路線が無料となる。
産交バス、熊本バスなど熊本市内の路線のほか、南阿蘇ゆるっとバス、きくちべんりカーなど各地のコミュニティー交通も含まれる。費用は利用者数に応じて各自治体が負担するという。
利用者は乗車時に整理券を取り、降車時に回収箱に入れる。熊本市電は整理券がないのでそのまま乗車、下車する。熊本市交通企画課の大川望課長は「より多くの人に公共交通に親しんでもらい、利用の促進につなげたい」と話している。
JRや南阿蘇鉄道、高速バス、空港リムジンバスなどは対象外となる。詳細は熊本市ホームページで確認できる。
県産酒楽しむイベントも
「バス・電車無料の日」の21日、熊本市中央区の大型商業施設「サクラマチ クマモト」で、「伝統的酒造り」のユネスコ無形文化遺産登録を記念した「昼呑(の)みガーデン」が催される。
公共交通機関を利用して県産酒を楽しんでもらおうと、施設を運営する九州産交ランドマークが企画するもので、1階エントランスで日本酒の試飲販売会を実施。午後1時と同3時には屋上で、購入したお酒を手に一斉乾杯するイベントも行う。