【大分】海の生き物が冬の風物詩に うみたまごで企画展

 海の生き物たちを冬の風物詩に見立てた企画展が、大分市の大分マリーンパレス水族館「うみたまご」で開かれている。水族館の飼育スタッフを志す専門学校生が企画した。2月2日まで。

福岡の専門学校生が考案


イロカエルアンコウの水槽をのぞき込む来場者たち

 同館が、学生の学びに役立ててもらおうと、福岡市の専門学校「福岡ビジョナリーアーツ」と協力して実施。学生たちが発案し、同館の飼育員の監修を受けながら2024年6月頃からアイデアを練ってきた。

 冬の食べ物などをテーマにした五つの水槽で展示。こたつの模型を置いた水槽では、オレンジ色に変色するイロカエルアンコウを飼育しており、こたつに乗った姿が「こたつにみかん」に見える。「あれ?みかんが机の上から逃げちゃっているようですが…」といったあおり文句も学生たちが考えた。

 丸みのある体が特徴のダルマオコゼは、雑煮から飛び出した餅に見立てた。

 同館魚類グループの足立くるみさんは「立案から学生たちが熱心に取り組み、手が込んでいる。家族で見に来て、癒やされてほしい」と話している。問い合わせは同館(097-534-1010)へ。


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