【山口】きらら博公園に“やさしい”遊具の広場が誕生!

 障害の有無にかかわらず全ての子どもが安心して使えるインクルーシブ遊具を備えた広場が6月4日、山口市の山口きらら博記念公園内にオープンした。初日から大勢の親子連れらが訪れ、真新しい遊具で楽しんでいた。

25基中16基がインクルーシブに


大型の遊具が登場

 山口県によると、敷地面積は約3700平方メートルで、同様の広場では中国地方最大級の広さを誇る。全25基128アイテムの遊具を備え、うち16基53アイテムがインクルーシブ仕様。高さ20メートルで4層構造の大型複合遊具にはスロープが付いており、車いすで中層まで上がることができる。

 他にも背もたれとY字形のガードが付いたブランコや、車いすに座ったまま楽しめる砂場スタンドなどがある。

 熱中症対策のため、日よけ付きの遊具や、ミストが噴射される休憩スペースも整備。転倒してもけがをしないよう、全面にはゴムチップ舗装が施されている。


日よけが付いた遊具

 この日、広場で行われたオープニングセレモニーで、村岡嗣政知事は「幅広い年代の人たちが思い切り遊び、一緒に楽しめる場所になってほしい」とあいさつ。関係者らがテープカットをした後、集まった子どもたちは早速滑り台で遊んだり、ブランコに乗ったりして楽しんでいた。

 3歳の娘を背もたれ付きのブランコで遊ばせていた山口市の女性(41)は「けがの心配もなく、安心して遊ばせることができる」と笑顔で話した。

 2026年春には、広場近くに水遊びができる親水広場を整備する予定という。


advertisement