【宮崎】長嶋さんの展示室を開放 サンマリンスタジアム

 6月3日に亡くなったプロ野球読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが着ていたユニホームや生前の写真があるひなたサンマリンスタジアム宮崎(宮崎市)の展示室が、一般開放され、多くのファンが訪れている。


長嶋さんのユニホームを見る来場者

 2001年に開業した同スタジアムは巨人の春季キャンプで毎年使われている。サンマリンスタジアムという愛称は一般公募を経て決まっており、その際、サンマリンスタジアムと応募したのは33人いて、そのうち1人が長嶋さんだった。

ユニホームや写真、サインなど展示

 展示室は開業時からあり、長嶋さんのユニホームのほか、長嶋さんが現役時代にキャンプで練習をする様子の写真、サインなどが置かれている。これまでも希望があれば公開していたが、長嶋さんの死去を受け、6月22日までは事前の予約や問い合わせがなくても開放している。開放時間は午前9時~午後5時。

 宮崎市内から訪れた甲斐裕亮さん(37)は長嶋さんのファンといい、「貴重な内容」と展示された品々を興味深そうに眺めつつ、「追悼のために見ることになるとは」とその死を惜しんでいた。同市内の久保田方さん(35)は長嶋さんがキャンプなどで県内をよく訪れたことに触れ、「(宮崎は)恵まれていた」と語った。

 同市内の徳満知子さん(49)は高校生の頃、巨人の宮崎キャンプの際に長嶋さんに声をかけてもらったことがあるという。「宮崎を有名にしてくれた功労者だと思う」と感謝していた。


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