【長崎】県営バスが 9月1日から運賃値上げ

 長崎県交通局は8月14日、県営バスの全路線で9月1日に運賃を平均17.4%値上げすると発表した。運賃改定は、消費増税に合わせて実施したものを除くと、1997年12月以来となる。

長崎市中心部は初乗り190円に

 同局は、運転士不足の解消に向けた処遇改善や老朽化した車両の更新のため、7月に九州運輸局に運賃改定の認可申請を行い、8月14日に認可された。改定に伴い、初乗り運賃は現在の150円から180円に値上げする。約2キロの区間ごとに運賃額を計算する「特殊区間制運賃」を適用している長崎市中心部での初乗り運賃は、160円から190円になる。

 高速バスの片道運賃も変更され、空港リムジンバスは1200円から1400円、長崎―佐世保線は1550円から1800円になる。各区間ごとの運賃や定期券運賃については、県営バスのホームページで確認できる。

 県交通局乗合課は「地域に不可欠な生活交通を維持していくために、運賃の見直しが避けられないと判断した。利用者には大きな負担をおかけするが、ご理解をいただきたい」としている。


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