【大分】「きれい!!」が励みに 季節の花で豊後豊岡駅を彩る
大分県日出町のJR日豊線・豊後豊岡駅の花壇で季節の花を育てて景観の保持に努めているとして、JR九州は地元住民でつくる団体「和花咲(わかさ)くらぶ」に感謝状を贈った。
JR九州が「和花咲くらぶ」に感謝状
同駅は1911年7月、約200メートル離れた場所に頭成(かしらなり)駅として開業。40年8月に現在地に移転し現駅名となった。当時の木造平屋の駅舎が現在も使われている。1日あたりの乗車人員は385人(2024年度)。
クラブは、駅員が不在だった2016年6月、草が伸び放題で殺風景だった駅をきれいにしたいと8人で活動を開始。現在は10人が月に1回集まり、ポピー、ヒマワリ、パンジーといった季節ごとの花を種から育てている。現在は平日の一部の時間帯には駅員がいるが、不在の週末には水やりを交代で行っている。
9月11日に同駅で贈呈式があり、JR九州の久野和代・大分支社長が「歴史のある駅を長年きれいにしてもらい、ありがとうございます」と述べ、代表の金木美紀代さん(77)に感謝状を手渡した。
金木さんは「利用者からありがとう、きれいですねと喜んでもらえるのが励み。これからも続けていきたい」と話した。
advertisement