【宮崎】延岡市にアユ塩焼きの店がオープン 12月7日まで
宮崎県延岡市の大瀬川で江戸時代から300年以上続くとされるアユの伝統漁法「鮎(あゆ)やな」が10月下旬に始まるのを前に、アユの塩焼きなどを提供する店が10月1日、鮎やなのそばにある「かわまち交流館」にオープンした。前日の9月30日には同店で関係者に料理が振る舞われた。
大瀬川の「鮎やな」開始前に
鮎やなは、産卵のために川を下るアユの習性を利用し、竹で組んだ「落(お)て簀(す)」に誘い込む漁法で、今季は10月下旬に完成する予定。店は漁期となる12月7日まで営業し、養殖アユの塩焼きや甘露煮のほか、鮎やなで捕れた天然物も提供する。
30日は神事の後、河野俊嗣知事や三浦久知市長ら約60人が参加して式典が行われた。河野知事は「清流や伝統的な食文化は延岡の宝」、三浦市長は「多くの人に鮎やなを楽しんでもらいたい」とあいさつ。香ばしく焼き上がったアユに舌鼓を打った。
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