【大分】佐伯市が「旅先納税」を開始 返礼品に電子商品券
大分県佐伯市は10月3日、寄付者が市を訪れた際に加盟店で使える電子商品券をふるさと納税の返礼品として贈る「旅先納税」を始めた。県内では初めての導入で、全国では110自治体目。
寄付額の30%分が"お礼"に
市によると、旅先納税は電子ギフト事業を展開する「ギフティ」(東京)のサービス。納税額を5000円~10万円の5パターンから選択でき、返礼品として寄付額の30%分を市内32の加盟店で使える「さいきPay」として受け取る。利用期限は取得から1年間。
市の返礼品は1000品目を超え、新たな商品開発が難しいため旅先納税の導入に踏み切った。
初日は加盟店の一つ、寿司割烹(すしかっぽう)亀八寿司(佐伯市中村南町)で記者発表があり、旅行会社の社員が受け取ったさいきPayを実際に店で使用してみせた。
冨高国子市長は「市を訪れた人との縁をより深くしてくれることを期待する」と述べ、ギフティの森悟朗常務執行役員は「市の今後の展開に少しでもプラスになるとうれしい」と話した。
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