【宮崎】須木の「好き」が詰まったパンフ 中学生が制作

 過疎化が進む宮崎県小林市須木地区の市立須木中学校が、地元の魅力を詰め込んだパンフレットを1000部作った。中心となって取り組んだのはこの春、同校を卒業した中間悠斗さんで、一緒に巣立った同級生全5人も協力した。市役所などに置くほか、後輩たちが修学旅行で訪問する大阪でも配布予定といい、中間さんは「須木を知らない人に届いてほしい」と願っている。

中学校が1000部印刷


完成した観光パンフレット


 同校は総合学習の一環で、地元を盛り上げる活動を行っている。中間さんは1学年上の先輩が手がけた同様のパンフレットを参考に2025年9月から作成に取り組み、同級生もいいものにしようと手伝った。


 先輩が作ったものは学校で20部ほど印刷して保護者に配られた。同校は今回、生徒の思いに応えてしっかり形として残そうと教育関係の助成金を活用し、多くの人が手に取れるよう業者に印刷を依頼した。

「知らない人に届けたい」

 パンフレットは縦約40センチ、横約30センチで、折りたたんで携帯できる。観光施設「すきむらんど」にある「大つり橋」(全長155メートル、高さ30メートル)をはじめとした名所のほか、特産のユズや栗、温泉、祭りなどについて地図や写真、文章を交えて紹介し、各地に導く地図をスマートフォンに表示するQRコードも付いている。来年の国民スポーツ大会で小野湖がカヌーやローイング(ボート)の会場となっていることも伝えている。

 この春卒業した6人はいずれも男子。3月、全員で市役所須木庁舎を訪れ、100部を贈呈した。中間さんは山あいの地元に不便さも感じていたが、パンフレット作りを通じて自然の豊かさなどの魅力を再発見したと振り返り、「写真の配置や、強調したい部分の文字を大きくするなど見やすさを考えた。須木に来たいと思ってもらえたらうれしい」と語った。


advertisement