ロシア料理の店「ツンドラ」で愛された味「ボルシチ」がレトルトで復活!

レトルト加工で商品化された「ボルシチ」(提供:ふくや)

記事 INDEX

  • 「ふくや」直営店と通販で
  • 長く愛された看板メニュー
  • 「より手軽に」試作を重ねて

 昨年5月に閉店した福岡市中央区大名の老舗ロシア料理店「ツンドラ」で名物だった「ボルシチ」が、レトルト加工品として復活しました。同市の辛子明太子メーカー「ふくや」が直営店で販売し、インターネット通販でも取り扱っています。


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長く愛された看板メニュー

 1960年創業のツンドラは、後継者不在やコロナ禍による売り上げ減少などにより、惜しまれながら営業を終えました。ボルシチは、トマトベースのスープに豚肉や野菜が入ったロシアの伝統料理。店の看板メニューの一つでした。


缶詰で売られていたボルシチ

 缶詰でも販売していましたが、閉店のタイミングで缶詰の製造も終了しました。

「より手軽に」試作を重ねて

 オーナーの徳永哲宥(てつひろ)さんは「ボルシチだけでも残したい」と、より手軽なレトルト食品としての製造を業者に依頼。詳しいレシピを基に試作を重ね、完成にこぎつけました。パッケージは缶詰に似たデザイン。1人前250グラムで648円です。販売は、缶詰を直営店で扱っていたふくやが引き受けました。


閉店が近づいた「ツンドラ」の前に立つ徳永さん(2021年4月撮影)

 徳永さんは「長年愛されてきた味。これからも多くの人に食べてもらいたい」と話しています。問い合わせは、ふくや(0120-298-460)へ。

関連記事:福岡・大名の老舗ロシア料理店「ツンドラ」が5月7日で閉店


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