ホテルで森林浴 日常の疲れを癒やし、五感ととのう新たな宿泊スタイル
記事 INDEX
- 朝の目覚めを快適に
- 好きなアロマミストで
- 自然環境にも配慮
新型コロナウイルスで旅行需要が伸び悩む中、「ホテルグレートモーニング」(福岡市博多区)が、宿泊の新たなスタイル『お部屋で森林浴プラン』を始めました。市街地のホテルに滞在しながら、日々の疲れを和らげる特別な体験を提供しています。
朝の目覚めを快適に
ホテルは、福岡市地下鉄空港線の中洲川端駅から徒歩5分ほどの場所にあります。ホテル名の由来にもなっている"最高の朝を迎えてほしい"というコンセプトから、自然素材にこだわった環境づくりを追求しています。
客室の壁や天井に用いている「漆喰(しっくい)」「珪藻土(けいそうど)」は調湿効果に優れ、室内を快適に保ちます。ベッドや椅子などの家具には、成長スピードが速く、環境への負荷が少ないとされる竹を使っています。
最大の特徴が、全室に備えられた無風の冷暖房「F-CON」。機械音がしないため部屋は静かで、風によりホコリが舞う心配もありません。
好きなアロマミストで
お部屋で森林浴プラン(1泊1万2000円から)は、プライベートで森林セラピーを体験したスタッフのアイデアをきっかけに、1月下旬に始めました。このプランでは、観葉植物が置かれた客室でオリジナルのアロマミストをつくることができます。
アロマクラフト体験は、「アロマの杜」の森祥子調香師の監修のもと開発。柑橘(かんきつ)系の香りやラムネのさっぱりした香りなど6種類の中から、気に入るものを一つ選んで、調剤キットを受け取ります。自然の環境に近づけた客室で、レシピを確かめながら、気持ちが安らぐ香りを自分のペースでつくれます。
完成品の用途は、香水やルームミストなど様々。プランを体験した人からは「家族と楽しく過ごせ、よい思い出ができた」といった感想が寄せられ、評価は上々とのことです。スタッフの小林直美さんは「家族や恋人など大切な人と一緒に、自分だけの記念品をつくってほしい」と笑顔です。
自然環境にも配慮
ホテルでは、環境に配慮した取り組みも積極的に進めています。客室の飲料水は、プラスチック類の使用を抑えるためにペットボトルではなく瓶で提供。ホテルで発生するごみは、コンポストで堆肥(たいひ)に変えて、屋上でミントなどを栽培しています。収穫されたものは、ウェルカムドリンクや朝食として出しているそうです。
コロナ禍によって国内外ともに観光客の利用が見込みにくい中、近場からリフレッシュのためにホテルを訪れる人も散見されるといいます。小林さんは「睡眠の助けになるようなプランを今後も打ち出していきたいです」と話しています。
名称 | HOTEL GREAT MORNING |
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所在地 | 福岡市博多区店屋町6-3 |
TEL | 092-272-1414 |
公式サイト | ホテルグレートモーニング |