久留米の新しい顔に オープンへ着々「くるめブーゲンの森」

ブーゲンビリアが色鮮やかに咲き誇る温室内

 福岡県久留米市で、熱帯花木「ブーゲンビリア」が1年中咲き誇る施設づくりが進められている。名称は「くるめブーゲンの森」。温泉や沖縄料理なども楽しめる複合施設で、来春の開業を目指している。

花々が降り注ぐ空間


巨大な温室内で着々と準備が進んでいた

 久留米市合川町に広がる住宅街の一角。敷地の中心部に大きな温室が並んでいる。計約2500平方メートルの温室内では、赤や紫、黄色やオレンジの花が咲き誇り、オープンに向けて周辺工事が急ピッチで行われていた。


インスタ映えスポットがちりばめられている

 ブーゲンビリアは、中南米原産のオシロイバナ科の低木。佐賀県唐津市の観光花園「ブーゲンの森」から新しい施設に木を移植し、約200株にまで増やした。本来は春と秋が見頃だが、温度調節などによって1年を通して楽しめるという。温室内には、花に囲まれたコンサート会場や、ブライダル写真の撮影スペースも整備している。


「みなさんに喜んでもらえる日本一のブーゲンビリアの施設に」と丸山さん

 施設を手掛けたのは、丸山建設工業(久留米市)の丸山昭一会長(85)。「むかしに比べて元気のなくなった久留米に新しい風を」と構想を練り、2021年夏に着工した。

 どうしてブーゲンビリアの施設を?――。疑問を投げかけると、若い頃の思い出が原点だと話してくれた。


花園のそばでは温泉施設の準備も進む

 50年ほど前、妻と熊本県天草市へ旅した時に立ち寄った温泉施設での出来事。風呂場に足を踏み入れると、花々が天から降り注ぐように咲いていた。色とりどりのブーゲンビリアが覆い尽くす圧巻の風景だったという。


結婚式の撮影や音楽会なども想定している

 あまりに見事な空間に衝撃を受け、ずっと心に残っていた。その感動体験が「あの気持ちの揺さぶりを、自分が与える側に立ちたい」という思いになったそうだ。


「新しい久留米の顔になれば」。丸山さん(右)の夢は広がる

 「念願の施設が、いよいよ完成間近になりました。新しい久留米の顔になってほしい」。丸山さんの夢は膨らむ。

 ブーゲンビリアの花言葉は「情熱」。丸山さんの思いと重なった。



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