博多湾に浮かぶ黄色とオレンジ色の小惑星 能古島をあかるく彩るマリーゴールド
全方位を撮影できる360度カメラで撮った1枚は、黄色とオレンジ色が織りなす空想の小惑星が描かれているようだった。
博多湾に浮かぶ能古島(福岡市西区)の「のこのしまアイランドパーク」で、黄色やオレンジ色のマリーゴールドが見頃を迎え、訪れた人たちを楽しませている。
マリーゴールドはキク科の一年草。花畑は湾を見渡せる高台にあり、同園の北側斜面約1万平方メートルにおよそ5万株が植えられている。今年は初めて、高さ約30センチと例年より背の低い品種を植えており、モコモコしたかわいらしさが好評という。
能古島へは、姪浜渡船場から小型フェリー(大人片道230円)で約10分。朝夕は30分間隔、昼間は1時間おきに出港している。
SNSで知り、愛知県から娘と訪れた主婦(51)は「壮観ですね。こんなにたくさんのマリーゴールドを見るのは初めて。来たかいがありました」と笑顔を見せた。
マリーゴールドの次はヒマワリ、そしてコスモスへと季節は移っていく。花の植え替えを控えているため、来園者は6月18日から7月中旬まで、マリーゴールドを自由に摘み取って無料(入園料は別途)で持ち帰ることができる。
恒例になった人気イベントで、両手いっぱいに花を抱えて帰りの船に乗り込む人も多いという。プランターなどに移して手入れをすれば、秋頃まで楽しめるそうだ。
園内では、アジサイも咲き始めており、見頃は6月いっぱいだという。問い合わせは、のこのしまアイランドパーク(092-881-2494)へ。