ブルーボトルコーヒーが福岡市にオープン 天神の警固神社に立地
記事 INDEX
- 交流のハブに
- 福岡ならでは
- 今後の出店は
ブルーボトルコーヒージャパン(東京)は2月9日、九州初となる常設店を福岡市・天神にオープンします。「ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ」で、警固神社境内に立地。交通量の多い国体道路と、落ち着いた雰囲気の社殿側の両方に面し、関係者は「コーヒーを楽しむのはもちろん、様々な交流のハブになれば」と期待しています。
交流のハブに
「念願の出店。この場所に出店させていただくことに、やりがいやご縁を感じている。多様なカルチャーや考えの結節点にしていきたい」
オープンに先立ち2月7日に開かれたメディア関係者向け内覧会で、同社の伊藤諒ジェネラルマネージャー(代表)は、九州1号店となる福岡天神カフェへの期待を示しました。
ブルーボトルコーヒーは、米国・カリフォルニア州オークランドで2002年に創業。米国とアジアでカフェを100店以上、日本では関東、関西で展開しています。
国内25か所目となる福岡天神カフェは、警固神社の社務所ビル1階で営業。客席は屋外を含め91席あり、国体道路側は高さのあるテーブル席を備える一方、社殿側にはゆったり落ち着けるソファ席などが並んでいます。
ブルーボトルコーヒーは同神社の境内で2023年に2度、期間限定のコーヒートラックを出店。行列ができ、コーヒーもグッズも売れ行き好調だったことから、常設店の開業につながりました。
オークランドと福岡市は姉妹都市という縁もあり、内覧会には、高島宗一郎・福岡市長も駆けつけました。高島市長は、過去にオークランドでブルーボトルコーヒー幹部と面会し、「一つの店をつくるというより、一緒にカルチャーをつくりたい」との思いで一致したエピソードなどを明かしました。
福岡ならでは
ブルーボトルコーヒーは、世界各地から仕入れたコーヒー豆を自社で焙煎(ばいせん)し、注文を受けてから1杯ずつ抽出するのが特徴です。ドリッパーは、佐賀県・有田焼の窯元が手がけるオリジナル品を、国内外の店舗で使用しています。
ドリップコーヒー(税込み594円から)は、複数の種類のコーヒー豆を日替わりで用意。独自のミルクコーヒー「NOLA」(634円から)や、カフェインを取り除いたディカフェのコーヒー、レモネードなどもそろえます。
人気の「リエージュ ワッフル」(641円)は、注文後に焼き上げ、外側はカリッと、中はふわっとした食感です。このほか、福岡の人気店「パンストック」(福岡市)と「奥添製パン」(糸島市)のパンを使ったメニューもあります。
なお、一部商品のカップとプレートには、鹿児島県の陶器ブランド「ワンキルン」のオリジナル品を採用しています。
今後の出店は
同社はチェーン展開ながら「1店ずつ地域に根ざした店づくりをしたい」との考えで、今回の空間デザインは、福岡などを拠点にする設計事務所「ケース・リアル」が担当しました。また、福岡のアーティスト・KYNE(キネ)さんが描き下ろしたアートを6月末まで展示します。
また、その作品をベースにしたトートバッグ(2750円)など、KYNEさんとのコラボグッズ3種も数量限定で販売します。
ブルーボトルコーヒージャパンの伊藤代表は、歴史ある純喫茶や若手が展開するカフェがある福岡について「国内でも有数のコーヒーコミュニティーがある」と指摘。九州での今後の出店を問われると「1店で終わるつもりはない。ここを手始めに(地域に)受け入れていただき、展開していきたい」と意欲を示しました。
店名 | ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ |
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オープン日 | 2024年2月9日(金) |
所在地 | 福岡市中央区天神2-2-20 警固神社 社務所ビル1階 |
営業時間 | 8:00~20:00 |
店舗面積 | 335m² |
席数 | 店内:73席、屋外:18席 |
公式サイト | ▶ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ |