姪浜駅そばにクラフトビール醸造所が誕生 8月19日オープン
姪浜地区に新たなクラフトビールが誕生（提供：サワライズ）
記事 INDEX
- メイノハマ ブルワリー
- 地元ゆかりのウサギを
- お得な無料券の配布も
福岡市西区の姪浜駅近くに8月19日、ビール醸造所がオープンします。今春開業した商業施設「MEINOHAMA STEPS(メイノハマ ステップス)」の1階に入居。運営する地場企業・サワライズ(福岡市西区)の担当者は「姪浜生まれのクラフトビールをぜひ味わってほしい」としています。
メイノハマ ブルワリー
醸造所の名称は「Meinohama Brewery(メイノハマ ブルワリー)」。姪浜駅から徒歩4分ほどの場所にある同施設のレストラン「kubelto(クベルト)」に併設されます。
メイノハマ ステップス（提供：サワライズ）
同施設とクベルトを運営するサワライズが、ブルワリーも直営します。アメリカ西海岸仕込みのレシピで、同国から取り寄せたホップを数種類組み合わせたり、フルーツやハーブを加えたりします。
1階に設けられたブルワリー（提供：サワライズ）
今後、地元の素材を使ったり、季節に応じてアレンジしたりして、提供するビールの種類を増やしていきたい考えです。
クベルトに併設（提供：サワライズ）
地元ゆかりのウサギを
開業時点では、3種類のビールをそろえます。
3種類を用意（提供：サワライズ）
「IPA(アイピーエー)」はほどよい苦みで飲みやすく、アプリコットやオレンジを思わせる、ホップのさわやかな香りが特徴です。「ホワイトエール」は、大麦と小麦を半々で使い、オレンジとコリアンダーを加えた伝統的なレシピで醸造。香ばしさとともに甘味を感じる「アンバー」は、キャラメルモルトの風味に花やかんきつのホップが香るそうです。
クベルトでは自慢の薪火料理などと一緒に楽しめる（提供：サワライズ）
いずれも「メイノハマ ブルワリー」のブランドで販売。クベルトでは、各種を3サイズで提供します。S(150ミリ・リットル)は税込み400円、M(265ミリ・リットル)は700円、L(370ミリ・リットル)は900円。3種類をSサイズで飲み比べられるお得なセット(1000円)もあります。ビールに合う薪火(まきび)料理と一緒に楽しめる特別プランも用意するそうです。
秋には瓶での販売も始める方針。ゆくゆくは、福岡市内の飲食店などにも卸して、ファンを広げていきたい考えです。
メイノハマ ブルワリーのロゴ（提供：サワライズ）
瓶のラベルなどにも使用する予定のロゴは、姪浜地区の「龍王うさぎ伝説」にちなんでウサギがデザインされています。昔、地元の興徳寺を開いた大応国師が、宋(今の中国)から帰国する途中にウサギを助けたところ、実はウサギは龍王の化身で、その加護により玄界灘の荒波を越えて姪浜に無事たどり着けたという逸話です。
姪浜駅そばには、逸話をモチーフにした記念碑｢ドラゴン・キング・ラビッツ｣がある（提供：西区役所）
姪浜地区は、炭鉱業で始まったサワライズの創業の地とのこと。担当者は「地域の名を冠するクラフトビールで、姪浜のことをもっと知って訪れてもらい、地域活性化につなげたい」と意気込んでいます。
お得な無料券の配布も
メイノハマ ステップスでは、ブルワリーの開業に合わせて8月19日から9月2日まで「Our beer hour(アワ ビア アワー)」と銘打ち、全館で様々な催しを行います。
イベントのPR画像（提供：サワライズ）
クベルトは8月21日まで、ディナーの予約客に好みのクラフトビール1杯をサービスします。インテリア店とコミュニティスタジオでは9月2日まで、利用客に1杯無料券をプレゼント。また、館内の2店以上を利用すると、家電や食事券、ステッカーなどがハズレなしで当たる抽選会に参加できます。
抽選会で当たる景品のイメージ（提供：サワライズ）
8月24日夜には「MEINOHAMarket at NIGHT(メイノハマーケット アット ナイト)」と題し、地元商品の販売やDJライブなどを開催。福岡市内の業者らと連携して、鉱物のように見える鮮やかなスイーツ「こうぶつヲカシ」をつり上げたり、ミニトマトをすくったりできる「プチ縁日」も行います。
こうぶつヲカシ(左)とトマトすくいのイメージ（提供：サワライズ）
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