伝統の小倉織を製造する企業「小倉縞縞(しましま)」(北九州市小倉北区)が、小倉織の量産化や新たな需要創出などで評価され、ものづくりの第一線で活躍する優秀な人材を表彰する「第10回ものづくり日本大賞」(経済産業省など主催)で優秀賞に輝き、受賞メンバーが6月22日、北九州市の武内和久市長に報告した。
量産化や需要喚起を評価
江戸時代から伝わる小倉織は、一般的な織物の2倍以上の縦糸を織り上げ、高密度で立体的な縦じまのグラデーションが特徴の綿織物。昭和初期に途絶えたが、2007年に機械織りによる量産化に成功。18年には自社工場も設立して独自の生地開発に取り組み、これまでに約200の柄を製作。インテリア分野など新たな需要の掘り起こしも進めており、それらの点が評価された。
市役所を訪れた同社の築城(ついき)弥央(みお)専務は「ゼロから織り上げていく試行錯誤の日々だった。これからも日本のものづくりの価値を北九州から世界へ発信していきたい」と語った。武内市長は「北九州市から生まれた思いのこもった技術が日本を代表するものづくりの技術として認められたことは大変誇らしい」とたたえた。
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