福岡県宗像市は、商船三井のバハマ船籍のクルーズ船「三井オーシャンフジ」(3万2477総トン、乗客定員458人)が8月27日に同市へ寄港すると発表した。市へのクルーズ船寄港は初めて。
「観光振興の弾みに」
市などによると船は長崎や韓国・済州島などを巡る旅程で、27日は神湊(こうのみなと)港沖に錨泊(びょうはく)し、乗客は通船で上陸。世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産である宗像大社辺津宮(へつぐう)や、太宰府方面への複数コースのバスツアーが予定されている。
市は2017年の世界遺産登録を機に、商船三井側に寄港を働きかけてきた。当初は21年に予定されたが新型コロナウイルス禍で中止になり、その後も誘致活動を重ね実現した。伊豆美沙子市長は「寄港で宗像の認知度が上がり、観光振興の弾みになる」と喜ぶ。当日は神湊港渡船ターミナルで歓迎行事を開く。
9月には商船三井グループの旅行会社が博多港発のクルーズとセットで、出港前に辺津宮や「道の駅むなかた」などを巡り市内のホテルに宿泊するツアーを企画している。市は寄港の波及効果として歓迎しており、世界遺産を強みとする観光戦略に、さらに力を入れる考えを示している。
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