竹林で伐採した竹で魚礁を作り、鉄分を供給して海藻類の生育を助ける鉄鋼スラグとともに海に沈めて漁場の再生を図る取り組みが、福岡県宗像市で行われた。
「宗像国際環境会議」の活動の一環
「海の鎮守の森」構想を掲げ、磯焼けや海水温上昇といった環境問題の解決策を各分野の識者らが話し合った「宗像国際環境会議」(10月26~28日に宗像大社で開催)の活動の一環。竹は、地元の約20人でつくる「森林再生の会」のメンバーが放置竹林の現状も問題提起しようと、市内から切り出した。
約2メートルの長さにそろえた竹をいかだ状に組み、その上にシイの木を載せる作業を、会議に参加した約10人がメンバーの指導を受けながら進め、2基を完成させた。メンバーが手本として作った1基と合わせ、会議の協賛メーカーから提供された鉄鋼スラグを重しにして、10月29日に宗像漁協の協力で鐘崎漁港沖合に沈めた。
同会の安松亮一会長(82)は「活動を続け、広げていくため、多くの人の理解と協力を得ていきたい」と話していた。
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