卓球女子で五輪3大会連続のメダル獲得など長く第一線で活躍し、5月1日に現役引退を発表した石川佳純さん(30)が29日、福岡市中央区赤坂の読売新聞西部本社を訪問した。石川さんは「たくさんの方から温かいメッセージを頂いた。長い間の応援に感謝の気持ちでいっぱい」と今の心情を伝えた。
石川さんは小学1年から卓球を始めた。五輪では、いずれも女子団体で、2012年のロンドン大会で銀、16年のリオデジャネイロ大会で銅、21年の東京大会で銀メダルを獲得するなど、日本の卓球界をリードしてきた。
この日は父の公久さん(59)とともに来社し、国松徹社長から「お疲れさまでした」と花束を渡され、すがすがしい笑顔を見せた。現在、全国を巡って子どもたちに卓球を教える「47都道府県サンクスツアー」を続けており、「卓球の魅力をたくさんの方に伝えていきたい」と話した。