夏休みに高校生や大学生らがSNSの「闇バイト」に加担するのを防ごうと、福岡県警はツイッターで特定のキーワードを検索した若者に注意喚起する新たな取り組みを始めた。
若者対象、キーワード検索で表示
闇バイトに応じた若者らによる強盗、窃盗事件は各地で相次ぎ、政府は3月、「犯行ツール(道具)の根絶」などの緊急対策を決定した。
県警による対策の対象は18~24歳。「#割の良いバイト」「#すぐに稼げる」など闇バイトに関連した65種類のキーワードを県内からツイッターで検索すると、「闇バイトは犯罪」「必ず逮捕されます」と指摘するバナー広告が表示される。
バナー広告が50万回表示された時点で終了する。県警少年課の中田尚志次席は「闇バイトの参加者は身分証をコピーされるなどして、より悪質な犯罪に加担させられることもある。多くの若者に危険性を知ってもらい、闇バイトの撲滅につなげたい」と話した。