ゆたかな味で至福の時間 「ふくおかジビエフェア」はじまる

フェアで味わえるジビエ料理の例(画像はいずれも福岡県提供)

記事 INDEX

  • おいしい!との出会い
  • 各店が自慢の味を提供
  • スタンプラリーも実施

 福岡県内で捕獲されたイノシシやシカなど野生鳥獣の肉を用いた料理を楽しんでもらうグルメ企画「ふくおかジビエフェア2024」が、10月4日から始まります。2025年2月末までの期間中、「ふくおかジビエの店」に認定された37店舗が自慢の味で来店客をもてなします。

おいしい!との出会い

 フェアはジビエの消費拡大を目指し、県が13年度から実施。今回は「Meetsジビエ~ジビエとの幸せな出会い~」をテーマに取り組みます。


「ふくおかジビエフェア2024」のPR画像


 農作物に被害を及ぼす野生のイノシシやシカは駆除の対象。県内では22年度にイノシシ約3万6000頭、シカ1万4000頭を捕獲。このうち、食肉として活用されたのはイノシシ約3000頭、シカ1600頭にとどまっています。


 そこで、ジビエ料理を食べる機会がない人たちに、そのおいしさを知ってもらいたい――とフェアを重ねています。


advertisement

各店が自慢の味を提供

 今回のフェアに参加する店のメニューを一部紹介します。

 北九州市小倉北区のイタリア料理店「ラ・パペリーナ」は、2歳未満の若いシカの肉を使用した「若鹿(しか)のカチャトーラスパゲティ」(税込み2300円)を提供します。若いシカはにおいがなく、あっさり食べやすいとのことです。


「若鹿のカチャトーラスパゲティ」


 飯塚市新飯塚の「酒菜屋有門亭」が用意するのは、イノシシのロース肉を用いたイタリアン風の鍋料理「猪(いのしし)のアホシャブ」(3520円、2~3人前)です。唐辛子やニンニク、ネギなどが浮かぶ出汁(だし)に肉をくぐらせ、しめには、うまみがしみ出したスープにパスタ麺を入れていただきます。


「猪のアホシャブ」


 「酒場サークル」(福岡市中央区)は、1本1000円の「鹿串」を提供しています。年間を通したメニューですが、季節ごとにソースなどの仕立てを変え、ジビエの状態に合わせた味を届けているそうです。


「鹿串」


スタンプラリーも実施


 フェア期間中はスタンプラリーを実施。LINEでフェアの公式アカウントを友だちに追加し、参加店舗でジビエ料理を食べてデジタルスタンプを集めると、2025年3月に福岡大名ガーデンシティ(福岡市中央区)で開かれるジビエイベントで使えるクーポンなどがもらえます。


フェア参加店の一覧を掲載したチラシ


 関連イベントはほかにもあります。11月2、3日にキャナルシティ博多(福岡市博多区)で開催予定のパンマルシェで、ジビエを使ったオリジナルパン(個数限定)の販売が計画されています。


 フェアの情報は特設サイトインスタグラムで詳しく紹介しています。



advertisement

この記事をシェアする