北九州市八幡西区のJR黒崎駅前の商店街で3月7日、AR(拡張現実)の技術を使い、商店街の中をクジラなどが泳ぐ動画が楽しめるイベント「KUROSAKI AR 水族館」が始まった。
黒崎駅前・熊手銀天街で
黒崎地区では、地元商店街や高校、企業、市などでつくる「黒崎アートプロジェクト実行委員会」が2021年度から、「アートの力で黒崎を盛り上げる」をテーマにイベントを展開している。
AR水族館はその一環で、九州工業大発のベンチャー企業「共創テクノロジー」(北九州市若松区)と協力して実施。商店街「熊手銀天街」の5か所にパネルで掲示されたQRコードをスマートフォンやタブレットで読み取ると、実際の商店街を背景にクジラやアンコウ、カニなど海の生き物が泳ぐ動画が端末に現れる。
7日はうち3か所にパネルを設置し、14日から5か所にする。
実行委会長で熊手銀天街協同組合理事長の田中大士さんは「商店街と水族館という意外な組み合わせを楽しんでもらい、商店街を身近に感じてほしい」と話していた。