「資さんうどん」が100店舗達成!全国展開を見据え出店加速

100店目の「資さんうどん」となった倉見店(神奈川県寒川町で)

 北九州発祥のうどんチェーン「資(すけ)さんうどん」の100店目となる店舗が3月12日、神奈川県に開店した。すかいらーくホールディングス(HD)傘下に入って約1年半で店舗数を3割以上増やしており、今後は全国展開を見据える。消費者の節約志向が続く中、味を守りながら外食業界内で差別化を進めて顧客を確保できるかが注目される。

「ガスト」を業態転換

 100店目は、神奈川県の県央部に位置する同県寒川町の倉見店で、同じすかいらーくHDのファミリーレストラン「ガスト」を業態転換した。すでに7日にプレオープンして次々と客が訪れており、9日に夫婦で来店した同町の女性(64)は「麺がやわらかく、ダシも利いていておいしい。ぜひ通いたい」と話していた。

 資さんうどんは1976年に北九州市で創業し、福岡県内を中心に店舗網を広げた。すかいらーくHDが買収した2024年10月時点では74店だったが、未開拓だった関東地域に進出するなどした結果、運営会社「資さん」の25年12月期の売上高は185億円と、前期と比べ1割超伸びた。


(資さんのホームページから作成)


「自慢の味を維持しつつ」


 多店舗展開を支えている要因の一つは、グループの拠点の活用だ。すかいらーくHDは当初、九州外の店舗で使う麺を外注していたが、25年以降は関東と関西の工場で製麺できる体制を整えた。26年は約30店の出店を見込み、27年以降は年50~60店のオープンを視野に入れる。出店計画のうち「(ガストなどからの)業態転換が9割を占めるイメージ」(すかいらーくHD幹部)で、既存の店舗を最大限に使う構えだ。

 資さんの担当者は「多くの人に資さんのおいしさを届けられるようになった。自慢の味を維持しつつ、全国に広げていきたい」と意欲を見せている。


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