九州で一番”うまい”駅弁が決定!「九州駅弁グランプリ」

グランプリとなった「花の待つ駅かれい川」(画像はいずれもJR九州提供)

 九州の駅弁の頂点を決めるコンテスト「九州駅弁グランプリ」で、2023年度の最高賞に嘉例川駅(鹿児島県)の「花の待つ駅かれい川」が選ばれた。主催するJR九州(福岡市)が3月7日に発表した。鹿児島からは「わっぜぇうまか!!薩摩黒膳弁当でごわす。」(鹿児島中央駅)が準グランプリ、「百年の旅物語 かれい川」(嘉例川駅)が優秀賞に輝き、入賞10品のうち3品を占めた。

「郷土感」など審査

 コンテストは2004年度に始まり、コロナ禍などでの中断を挟み、今年度で14回目。駅弁に加え、観光列車内の限定弁当などを含む計45品がエントリーした。


第14回九州駅弁グランプリのPR画像

 23年10月1日~24年2月11日の期間中、購入客に味や価格、「郷土感」などについて審査してもらい、1927件の投票結果から決勝に進む10品を決定。「女子鉄アナウンサー」として知られる久野知美さんやJR九州の古宮洋二社長ら4人が10日間かけて1日1品ずつ食べて審査し、購入客の投票結果もふまえて順位を決めた。


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ベスト10に鹿児島3品

 県別では、トップ3品のうち2品は鹿児島、1品は長崎。入賞した10品でみると、鹿児島が3品、長崎、熊本が各2品、佐賀、福岡、宮崎が各1品となった。

グランプリ


「花の待つ駅かれい川」

 グランプリの「花の待つ駅かれい川」は、薩摩料理の手作り弁当で、22年度に続く2度目の頂点。霧島産黒米のご飯に、郷土料理「がね亅(紅さつまのかき揚げ)や生姜(しょうが)の佃(つくだ)煮、赤鶏と椎茸(しいたけ)の煮物などが並ぶ。デザートの「けせん団子」も。税込み1500円。

準グランプリ


「坂本屋 角煮めし」(上)と「わっぜぇうまか!!薩摩黒膳弁当でごわす。」

 準グランプリは2品。このうち「坂本屋 角煮めし」(長崎駅)は、卓袱(しっぽく)料理の代表的な一品「東坡肉(トンポーロー、角煮)」の煮汁がしみた炊き込みご飯。旨(うま)みたっぷりのご飯の上に、甘辛い角煮がゴロゴロとのっている。980円。

 「わっぜぇうまか!!薩摩黒膳弁当でごわす。」は、黒豚、黒米、黒酢、黒豆など鹿児島の「黒」の食材をふんだんに使ったヘルシー駅弁。鹿児島大「黒膳研究会」監修で誕生したカロリーと塩分が控えめながら、満腹感のある二段重。1100円(鹿児島中央駅)など。

審査員特別賞


「かしわめし」(左)と「栗めし」

 審査員特別賞に選ばれたのは2品。「かしわめし」(鳥栖駅・新鳥栖駅/佐賀)は、見た目も鮮やかな一品。かしわと鶏ガラを長い時間煮込んだ出汁(だし)が、炊き込みご飯の深い味わいの決め手。名物の焼売(シューマイ)もつく。740円。

 「栗めし」(熊本駅)は、こっくりとした栗の食感が味わえる。甘辛く煮たかんぴょうをまぶしたご飯に、人吉名産の大きめの和栗がのっている。昔から変わらない栗型の容器は、お土産としての需要も。1300円。

観光列車内の限定弁当も!

 このほかの入賞作品は次の通り。


大名道中駕籠かしわ(博多駅など)

長崎街道を行き交った駕籠(かご)に見立てた容器を使用。下段にかしわめし、上段にたくさんのおかずを詰めた。1400円。


4047 (よんまるよんなな)弁当

観光列車「ふたつ星4047」の限定弁当。すき焼き仕立ての佐賀牛と、有明海苔(のり)の風味がマッチ。竹輪の磯辺揚げ、有明海真海老の南蛮漬けなど佐賀の名産が詰まっている。1620円。


山菜とりめし (新玉名駅/熊本)

玉名の南関米を使ったマイルドな酢飯の上に、甘辛く炊いたそぼろ状の鶏肉とわらび、ぜんまい、筍などをちりばめた、日本料理店の力作。750円。


百年の旅物語 かれい川(嘉例川駅)

グランプリの「花の待つ駅かれい川」を手がける「森の弁当やまだ屋」の弁当。コンテストでは2007~09年に連続3回、グランプリに輝いたことも。地元の椎茸とタケノコを炊き込んだご飯、郷土料理「がね」、かぼちゃと茄子(なす)の味噌(みそ)田楽などを詰めた。1500円。


都城郷土料理 かしわめし(西都城駅)

甘辛く味付けした鶏胸肉のスライスと錦糸卵、刻み海苔を、鶏がらスープの炊き込みご飯に盛り付けた。800円。

 受賞した弁当を含むエントリー全商品の詳細は、JR九州の特設サイトで。


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