大牟田市の新しい体育館「おおむたアリーナ」がオープン

 福岡県大牟田市宝坂町に新設された体育館「おおむたアリーナ」が4月1日、開館した。5日には開館記念式典が同館で開かれ、柔道全日本男子の鈴木桂治監督らによる講演会などが行われる。


オープンした「おおむたアリーナ」

4月5日に記念式典

 式典は市民も見学できる。午後1時45分、大牟田高校吹奏楽部によるマーチングバンドの演奏で開幕し、午後2時55分から、鈴木監督とパリ五輪柔道日本代表に内定している斉藤立(たつる)選手が講演。その後、斉藤選手は新しい柔道場で実技指導も行う。

 新体育館は既存の体育館のほか、労働福祉会館など周辺の公共施設を集約して完成した。アリーナや多目的ホール、柔道場などがあり、バレーボールの公式試合が開催可能となる天井の高さ(12.6メートル)を確保。性的少数者(LGBTQ)に対応して男女別のほかに「みんなのトイレ・更衣室」も設置している。

 建設費は、資材高騰などで当初予定より増えて54億円となったが、国の補助金や過疎債を活用し、市の実質負担は約8.1億円に抑えたという。

市民体育館は3月末で閉館

 1974年に開館した現在の市民体育館は今後解体され、広場や駐車場に整備される。閉館式は3月31日夜に行われ、約50年の歴史に幕を下ろした。


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