福岡市役所内にある障害を持った人たちが働くユニバーサルカフェが改装され、新たにオープンした。
ユニバーサルカフェは、市役所1階のロビーを活用する目的で、2012年に設置された。障害者を雇用することを条件に、市が最大3年間の契約で事業者を公募している。
今年3月末で前の事業者の契約が終了。新たに、市内で障害者の就労支援などを行っている会社「ヤグラモン」(福岡市東区社領)が運営事業者に選ばれ、4月から内装工事などを進め、5月1日に開店した。
カフェはスタッフ4、5人で営業し、半数は障害者が時間制で勤務する。クロワッサンの生地をワッフルのように焼いた「クロッフル」(税込み390円)やオリジナルブレンドコーヒー(同)に加え、地元農産物を使った軽食を提供。また、就業支援施設で制作したキーホルダーやコースターなども販売している。
営業時間は午前9時~午後6時で、年末年始以外は開店予定。ヤグラモンの仁泉(にいずみ)浩さん(58)は「お客様と働く人たちが満足し、地域の皆さんに愛され、笑顔があふれるカフェにしたい」と話していた。