高齢者や障害者らが外出しやすい環境を作ろうと、福岡市は5月23日、市内の8交差点に1人がけ用のベンチ25基の設置を始めた。信号待ちの間、小休憩のために腰掛けたり、荷物置きに利用してもらったりする。
高齢者らが多い病院近くに
市は2016年度から、市内に誰でも休憩できる椅子を置く「おさるのベンチプロジェクト」を実施。今年3月末時点で、バス停付近や大通り沿いなどに655基を設置した。
今回対象となったのは、高齢者らが利用する規模の大きな病院近くで、横断距離や信号待ちが長い交差点。ベンチの高さは40センチほどで、座面は市産の木材などを用いた。市道路利活用推進課の山口修平課長は、「一息ついてもらえるとうれしい」と話している。