福岡市・天神のアクロス福岡は11月2、3日に樹木に親しんでもらうイベント「アーバン グリーン フェスタ」を初めて開く。南側のステップガーデン(階段状の庭園)では60年以上かけて育てた樹木を山へ移す計画があり、折り返しとなる開館30年目に、福岡の樹木の魅力を多くの人に知ってもらおうと企画した。
開館30年目に初企画
「アクロス山」と呼ばれ、アクロス福岡のシンボルでもあるステップガーデンには、約5万本の木が植えられ、都市の中で樹木に親しめる場所となっている。
イベントでは、樹木を配置した円形ホールで、ラテンハープ「アルパ」のコンサートや樹木の香りが楽しめる。
また、ステップガーデンの樹木などを使って精油を蒸留するデモンストレーションのほか、アロマソープ作りやクリスマスリース作りといったワークショップ(有料、予約優先)なども開かれる。
精油生産などを行う一般社団法人「緑の機能性研究所」の福島明裕代表理事は「切り枝やアロマなど気軽に生活の中に取り入れてもらえるものもあるので、イベントを機に樹木の魅力を広めていきたい」と話している。問い合わせはアクロス福岡文化観光情報ひろば(092-725-9100)へ。