腹話術師のいっこく堂さんが12月1~3日、福岡市博多区の博多座で「いっこく堂 『ボイスイリュージョン』&博多仁和加(にわか)」を開く。2014年に亡くなった同市出身の俳優、米倉斉加年(まさかね)さんの遺志を継ぐステージで、いっこく堂さんは多くの人の来場を呼び掛けている。
沖縄県出身のいっこく堂さんは、1986年に劇団民芸に入団。劇団の先輩役者の米倉さんから後押しされ、一人芸の道へ進んだ。
公演は「子どもたちに一流の芸術文化を提供したい」との米倉さんの願いで結成された市民グループ「ふるさと青少年劇場」が主催。博多座での公演は3回目で、これまでに福岡県内の小中高生約4000人を無料招待した。
今回は郷土芸能「博多にわか」とのコラボや、腹話術での落語の披露も予定している。いっこく堂さんは「第二の故郷とも感じている福岡の皆さんに、伝統芸能や進化する腹話術を生で楽しんでほしい」と話している。
一般向けの公演は、2日午後6時半からと3日午後3時から行われる。S席7700円、A席5500円、B席4400円、C席3300円。問い合わせは、ふるさと青少年劇場(092-502-0063)へ。